市役所で出世するメリットは?内部事情を徹底解説!

こんにちは!とーりーです!

今回は、市役所で出世するメリットについて解説します!

最近は、世の中の風潮で、そもそも出世したくないと考える若者が増えてきていると言われています。市役所の職員についてもその傾向は目立ってきている印象です。

そんな中で、市役所で出世するメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

結論からお伝えすると、下記の3点が出世する大きなメリットと言えます。

・給与が上がる
・意思決定に関わることができる
・世間体が良い

市役所での長い経験で内部事情を知り尽くしたこの私が、詳しく解説します!

これから公務員を目指す人や、若手職員は必見です!

目次

そもそも市役所の出世コースとは?

まず市役所で出世していくためには、出世コースに乗っかると、スムーズに昇進することができます。今回紹介するのは、あくまでも市役所における事務職の出世コースです。

人事課(職員の人事権を持つ、一番権力が集中する部署)
財政課(市のお財布を握っている部署)
企画課(市の政策を決定する部署)
秘書課(市長のスケジュール管理や関係機関との調整を行う部署)
ここで挙げた部署は、市の政策決定を行ったり、市長に近い部署であり、基本的には優秀な人材が集められる部署です。

他の一般的な部署に配属された場合は、優秀さをアピールして、このような部署に配属されると、出世が近くなります。

これらの部署に配属された職員は、一度現場系の部署に異動することがあっても、数年経つと、また出戻りという形で、前所属に戻されるケースが多々あります。

これは形式上、現場部署も経験させたという事実を作り、人事異動が違和感無く、平等に行われているとするための措置だと思います。

それでは、以下で出世した後のメリットを見ていきましょう。

出世=給与が上がる

例として、大阪市がモデル年収額という表を出しているので、掲載します。

出典:大阪市

そもそも、役所の給与は、市区町村によって全く異なります。国家公務員の給与がベースとはなりますが、各市区町村で定められた条例によって決定しますので、給与体系は自治体によって様々です。

この表を見た率直な感想は…

とーりー
とーりー

大阪市は出世すると給料かなり貰えるんだなぁ…

というのが一般市職員の私の本音です。これほど大きな組織にもなると、上級職の給与はなかなかのものですね。

とは言え、大阪市役所の職員数は約35,000人いるとも言われており、大きい組織の上級職としては、民間企業ではありえない位の安月給とも言えるかもしれません。

少し話が逸れましたが、大阪市のモデル年収額の赤枠で囲った部分をご覧ください。出世して、階級が上がるごとに給与が段階的にアップしているのが分かります。

公務員は年功序列なので、出世を仮にしなかったとしても、年に数千円の昇給はあります。しかし、やはり役職が上がらないと大幅な年収アップは見込めません。

年収が上がるという点は、出世する大きなメリットだと言えるでしょう。

市の意思決定に関わることができる

部長クラスともなると、市の政策を決める際の意思決定に関わることができます。

市長は、選挙公約に掲げた政策など、特に力を入れたい政策には、多くの意見をすることがあります。しかし地方自治体の多岐にわたる政策全てに関して、自身の意見を反映させることは難しいです。

もちろん、形式的には最終的な判断を下すのは市長という事になりますが、実務の部分では、政策を担当している部署の部長が実質的な決定権を持っているといっても良いでしょう。

また、政策に関係がある各団体(例えば、医師会や建築業界の団体など)の代表と直接交渉等することができる立場でもあるため、何らかの政策を行いたい際、それらの団体に直接働きかけることもできます。

自身の考えを市の政策に反映することができるという事は、一般職員にできることではありません。自分の意見を市の政策に反映させたい、という思いが強い人にとっては、大きなメリットと言えます。

また、部長クラスになると、市長や副市長との距離も近くなり、市のトップが集う定例会議に参加することも多くなります。一般職員には降りてこない市の内部事情を把握出来たり、人事についても一定の力を持つことができるという場合も多いでしょう。

世間体が良い

市役所に勤めているという事だけで、一般的には世間体はある程度良いとされることが多いかもしれませんが、その中でも上級の役職についているとなると、世間体はかなり良いものとなります。

意外かもしれませんが、人口の多い大きな市町村よりも、人口の少ない市町村では効果は特に絶大です。

そのような小さい町や村の場合、近所の住民に役所勤めがバレているという事が普通なので、どの立場で働いている人なのか、というところも注目されます。

ご近所さん
ご近所さん

○○さん、50歳にもなって、まだ係長みたいね。

なんていう状態になれば、少し肩身の狭い思いをすることになるかもしれません。

世間体を気にする日本人にとっては、出世しているかどうかは大きい要素の一つかもしれません。

また、出世をした状態で定年を迎えると、引き続き再任用として雇用される場合、一定以上の役職を持ったまま再雇用されるというケースも多々あります。

天下りのような人事が行われるという事も、現代においても珍しくありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、市役所で出世するメリットについて解説してきました。

実際市役所で働いていないと分からないことも多かったと思います。私自身が出世に興味があるかどうかですが…

正直、このメリットがあっても、私は出世に興味がありません。

その理由は下記の、【コスパ悪い?】市役所で出世するデメリットを徹底解説!をご覧ください。

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それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

とーりー(辻タカシ)です。
30代後半に公務員からフリーランスWebライターとしてキャリアチェンジする過程と、自由な人生を生きることについて発信していきます。
少しでもストレスフリーな人生を歩む方が増えれば嬉しく思います。
よろしくお願いいたします!!

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